「ネットで見かける資格講座の口コミや評判って、本当なのかな?」
と思ったのが、私がこのサイトを立ち上げた理由です。
公式ホームページの「合格者の声」には、もちろん良いことしか書いていないし、ネット上での悪評も信ぴょう性はイマイチ。
そこで、実際に、クレアールの公認会計士講座で勉強して、合格した人と不合格だった人、9名に本当のところを教えてもらいました!
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クレアールってどんな学校?通信講座?
そもそもクレアールはどんな学校なのか、気になるところ。
クレアール自体は1998年に設立されましたが、元々は企業経営者養成専門機関でした。
その後、学校法人・専修学校となり、現在のオンライン特化型の資格学校に。
会計系(税理士・公認会計士・簿記など)と法律系(社労士・宅建など)を得意とし、今日までに、50年以上の実績とノウハウがあります。
大手予備校のような実績やノウハウを持ちつつ、通信教育の形をとることで、授業料をぐっと抑えることに成功しています。
クレアールの講座の5つの特徴
- 合格に必要な点数を短時間で確実に習得するカリキュラム
- 公認会計士試験の出題傾向の高い部分に的を絞ったテキスト
- 初学者はもちろん再受講生にも優しい様々なコース設定
- マルチデバイス対応のVラーニングシステム
- 質問サポートは回数無制限
クレアールが掲げているの講座の特徴は、以上のポイントです。
実際のところはどうなのか?
当記事では、受講生さんの声を詳しく紹介していきます。
私も最初はHPを何度も見ても理解しにくく、良さが伝わらなくて戸惑いました。
ただ、資料請求で送られてきた冊子はとても分かりやすかったので、面倒ですが、資料請求をおすすめします。
資料請求すると、他の割引と併用できる「資料請求者用の割引クーポン」をもらえますので、HPを見て受講を決めた人も、資料請求後にクーポンを利用した方がお得ですよ。
スマホから申し込む場合、下記リンクをクリックして開いたページの、かなり下の方に「資料請求ボタン」が出てきます。
パソコンの場合は右サイドにありますよ。
公認会計士試験ってどんな試験?
公認会計士試験の特筆すべき点は、受験資格が不要なこと。
2006年度以降の新試験制度から、性別や年齢、学歴、国籍を問わずに受けることができます。
また免除制度が充実したので、学業や仕事と受験勉強を両立しやすくなりました。
そんな公認会計士試験は、「短答式試験」と「論文式試験」の2種類に分けられています。
短答式試験
試験日 | 年2回 第Ⅰ回:12月上旬(1月下旬)、第Ⅱ回:5月下旬(6月中旬) |
試験形式 | マークシート方式による、択一式試験 |
試験科目 | 会社法、管理会計論、監査論、財務会計論 |
合格基準 | 1科目ごとではなく、4科目の総点数で合否判定。 総点数の70%を基準点。(一科目40%に満たない場合、不合格になる場合もある。) |
免除制度 |
合格者は以後2年間、申請により短答式試験が免除される。 |
論文式試験
短答式試験に合格すると、論文式試験を受けることができます。
試験日 | 8月中旬の3日間 |
試験形式 | 科目別の筆記試験 |
試験科目 | 会計学(財務会計論・管理会計論)、監査論、企業法、租税法 |
選択科目 |
経営学、経済学、民法、統計学の中から1科目選択 |
合格基準 | 1科目ごとではなく、5科目で合否判定。52%が基準点。(一科目40%に満たない場合、不合格になる場合もある。) |
免除制度 |
不合格者の中で、一部の科目で相当の成績を得たと認められた者は、以後2年間は申請により論文式試験の当該科目が免除される。 |
短答式試験と論文式試験、どちらの場合でも同じです。
【テキスト】の口コミ評判
モノクロの昔ながらのテキスト

(画像:公式サイトより:公認会計士講座)
クレアールのテキストは、昔からよくある、ごく普通のテキスト。
他校に比べて驚くほど薄いテキストですが、重要な部分だけで構成されているため、勉強時間が少なくても効率よく進められました。
またコンパクトにまとまっているため、何度も繰り返すことで確実にインプットできたのが良かったです!
重要な論点への理解を深める構成なので、論文式試験対策にも役立ちました。
公認会計士試験は出題範囲が膨大。
すべてを網羅しようとするよりも、落としてはならない部分をマスターする必要があります。
クレアールのテキストのおかげで、必要な知識を効率よく身につけられました。
図解とか絵の分量は他社に比べるとかなり少ないです。
私はこの点が不安でしたが、十分に理解できる内容でした。
また、パソコン、スマホ、タブレットで講義を見ながら学習できるので、映像授業をメインに補助としてうなら、問題ないと感じました。
ただ、私の場合は授業やテキストの復習が足りなかったようで、不合格に終わってしまいました。
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【講師】の口コミ評判
クレアールの公認会計士講座では、14人の講師が指導を行います。
- 石井 和人(財務諸表論)
- 堀江 正之(監査論)
- 河野上 浩司(簿記論)
- 山田 和宗(簿記論)
- 大内 正紀(財務会計論)
- 藤橋 直(管理会計論)
- 川田 亮(管理会計論)
- 佐藤 裕介(監査論)
- 山幡 康二(租税法)
- 山本 貴文(企業法)
- 藤原 敬一(経営学)
- 吉野 文雄(経済学)
- 比佐 章一(統計学)
- 氷見 敏明(民法)
クレアールの講師は素晴らしいです!
特に租税法の山幡先生・成澤先生の講義はとても分かりやすく、初学の私でも理解できるように説明してくださいました。
公認会計士試験は出題範囲が膨大なので、理解が深まらないと正しく回答できません。
短い学習時間であったのにも関わらず好成績を残せたのは、先生のおかげです!
企業法の山本先生の講義が良かったです!
難しい法律の話を簡単な言葉で説明してくださるので、条文に慣れていなかった時期もスムーズに理解できました。
また論文対策の答練では、「何が足りないのか」「どこを直すべきなのか」をいつも丁寧にチェックしていただけます。励ましのお言葉もうれしかったです。
人気講師がいたので迷わず申し込んだのですが、実際に授業動画を見ると自分には合いませんでした…。
きれいな音声で聞き取りやすかったのですが、講師との相性が悪かったみたいです。
動画なので繰り返し復習できたはずなのに、1度だけの聴講で終えてしまった授業もあります。
事前に講義動画のサンプルをチェックしておけば良かったです。
クレアールで資料請求をすると、無料のサンプル講義DVDがもらえます。
講師との相性を確かめるためには視聴必須ですので、事前に確認してみてくださいね。
(ちなみに資料請求をしても勧誘は一切ありません。)
【費用とコース】の口コミ評判
費用については、昨今の通信講座の中ではやや高め。ただし、大手予備校などに比べるとかなり安いです。
また、いろんな割引制度(45%〜65%)を組み合わせることで、驚くほど安くなることがあります。
クレアールは、他の安い資格講座とは違い、各級ごとに様々なコースが用意されています。
クレアールの費用とコース内容
初学生対象講座
<1年合格全力投球コース>
対象 | 一般価格 | 11月割引価格 |
初学者対象 | 520,000円 | 422,000円 |
3級修了者対象 | 515,000円 | 417,000円 |
2級修了者対象 | 490,000円 | 392,000円 |
1級修了者対象 | 450,000円 | 352,000円 |
<ハイスピード型短答・論文トータルサクセスコース>
対象 | 一般価格 | 11月割引価格 |
初学者対象 | 540,000円 | 442,000円 |
3級修了者対象 | 535,000円 | 437,000円 |
2級修了者対象 | 510,000円 | 412,000円 |
1級修了者対象 | 470,000円 | 372,000円 |
<2年スタンダード合格コース>
対象 | 一般価格 | 11月割引価格 |
初学者対象 | 540,000円 | 442,000円 |
3級修了者対象 | 535,000円 | 437,000円 |
2級修了者対象 | 510,000円 | 412,000円 |
1級修了者対象 | 470,000円 | 372,000円 |
<2年スタンダード短答合格コース>
対象 | 一般価格 | 11月割引価格 |
初学者対象 | 300,000円 | 241,000円 |
3級修了者対象 | 295,000円 | 236,000円 |
2級修了者対象 | 270,000円 | 211,000円 |
<ストレート春短答合格コース>
対象 | 一般価格 | 11月割引価格 |
初学者対象 | 310,000円 | 251,000円 |
3級修了者対象 | 305,000円 | 246,000円 |
2級修了者対象 | 280,000円 | 221,000円 |
<3年スタンダード合格コース>
対象 | 一般価格 | 11月割引価格 |
初学者対象 | 570,000円 | 472,000円 |
3級修了者対象 | 565,000円 | 467,000円 |
2級修了者対象 | 540,000円 | 442,000円 |
1級修了者対象 | 500,000円 | 402,000円 |
<3.5年トータルセーフティコース>
対象 | 一般価格 | 11月割引価格 |
初学者対象 | 760,000円 | 592,000円 |
3級修了者対象 | 755,000円 | 587,000円 |
2級修了者対象 | 730,000円 | 562,000円 |
上級者対象講座
<上級2年クラス>
コース名 | 一般価格 | 11月割引価格 |
上級2年トータルセーフティコース | 470,000円 | 280,000円 |
上級論文2年トータルセーフティコース | 320,000円 | 180,000円 |
<上級ストレートコースW受験型Aクラス>
コース名 | 一般価格 | 11月割引価格 |
一般スタンダードコース | 400,000円 | 230,000円 |
税理士簿財合格者対象 | 380,000円 | 220,000円 |
税理士対象 | 330,000円 | 195,000円 |
会計大学院修了者対象 | 370,000円 | 215,000円 |
<上級ストレートコースW受験型Bクラス>
コース名 | 一般価格 | 月割引価格 |
一般スタンダードコース | 330,000円 | 211,500円 |
税理士簿財合格者対象 | 310,000円 | 200,500円 |
税理士対象 | 280,000円 | 184,000円 |
会計大学院修了者対象 | 305,000円 | 197,750円 |
<上級春短答・論文ストレートコース>
コース名 | 一般価格 | 11月割引価格 |
一般スタンダードコース | 395,000円 | 227,500円 |
税理士簿財合格者対象 | 375,000円 | 217,500円 |
税理士対象 | 325,000円 | 192,500円 |
会計大学院修了者対象 | 365,000円 | 212,500円 |
<上級セパレートコース>
コース名 | 一般価格 | 11月割引価格 |
一般スタンダードコース | 450,000円 | 277,500円 |
税理士簿財合格者対象 | 430,000円 | 266,500円 |
税理士対象 | 380,000円 | 239,000円 |
会計大学院修了者対象 | 420,000円 | 261,000円 |
<上級冬短答合格コース>
コース名 | 一般価格 | 11月割引価格 |
一般スタンダードコース | 225,000円 | 261,000円 |
税理士簿財合格者対象 | 205,000円 | 153,250円 |
税理士対象 | 205,000円 | 153,250円 |
<上級春短答合格コース>
コース名 | 一般価格 | 11月割引価格 |
一般スタンダードコース | 235,000円 | 172,750円 |
税理士簿財合格者対象 | 215,000円 | 159,750円 |
税理士対象 | 215,000円 | 159,750円 |
<上級短答答練コース>
コース名 | 一般価格 | 11月割引価格 |
一般スタンダードコース | 75,000円 | 65,000円 |
<上級論文合格コース>
コース名 | 一般価格 | 11月割引価格 |
一般スタンダードコース | 285,000円 | 142,500円 |
税理士対象 | 260,000円 | 130,000円 |
司法試験合格者対象 | 235,000円 | 117,500円 |
<上級論文答練コース>
コース名 | 一般価格 | 11月割引価格 |
一般スタンダードコース | 180,000円 | 90,000円 |
私は3.5年トータルセーフティコースを受けて合格しました。
このコースを選んだ理由は2点あります。
1点目は、簿記3級から公認会計士論文式試験までの必要なカリキュラムが全てこのコースに含まれていること。
2点目は、「受験料サポート」「合格お祝い金」「未受講の授業料返金」などの金銭的なメリットが大きかったことです。
合格まで2年9ヶ月程かかかりましたが、結果的に大きなキャッシュバックを得ることができました。
日商簿記1級を持っていた私は、上級ストレートコースを受けて合格しました。
合格に必要な範囲に絞られた薄いテキストや答練、スピーチによる徹底した暗記などが特徴の「非常識合格法」は、大学との両立が課題であった私にとって、合理的な勉強法でした。
また受講料が良心的であったことも、とても助かりました。
コースに迷ったら、公式サイトで担当者があなたにぴったりのコースを選んでくれますので、試しに送ってみたら良いですね。
また、期間限定割引でとんでもないオフ率がありますので、公式ページでチェックしてくださいね。
他社の費用と比較
クレアールの初学者向けの一般的なコースの受講料を、他社と比較してみました!
資格学校名/コース | スタンダードコース | 短答コース |
クレアール | 442,000円 ※11月限定価格 | 241,000円 ※11月限定価格 |
TAC | 785,000円 | 569,000円〜 |
資格の大原 | 770,000円 | 509,000円 |
東京CPA会計学院 | 708,000円 | 588,000円 |
LEC東京リーガルマインド | 600,400円 | 262,780円 |
こう見ると、クレアールは大手の資格予備校より格安で受講できますね。
またクレアールには、シーズンによって大幅割引制度(例えば8割オフなど)があります!
その場合には他の格安な通信講座並みに安いことも。
大手資格予備校は、通信講座となると動画の画質などの評判が良くないところが多いので、動画授業が中心のクレアールの方が良いと思います。
【サポート体制】の口コミ評判
- 担任制で毎月のフォローアップがあること
- 電話・ネット・メールで毎日何度でも質問ができること
- 初回の受験目標から1年後の本試験までサポートがもらえること
が大きな特徴です。
クレアールは、通信講座では珍しい「担任制」という形をとっており、合格までの学習の進捗管理や進め方を、担任がアドバイスしてくれます。
また、電話での質問も毎日可能で、回数も無制限。
通信制講座ではメールなどでの質問がほとんどですが、クレアールでは電話でも質問できるため、確実に「何につまずいているのか」が伝わります。
万が一不合格でも、プラス1年間は講義を受講できるというサポート体制があり、本当に手厚いです!
受講してみて一番良かった点は、24時間いつでもメールで質問できることです。
回答は迅速で丁寧ですし、疑問が残れば何度でも確認できます。
「自分の質問に回答してもらえる」ことは、孤独な受験生活の中で、とても力になりました。
講義で使われたパワーポイントの資料を、PDFでダウンロードできたのが便利でした。
質問しやすいだけでなく、サポート体制がしっかりしているのは、クレアールの良い点だと思います。
【合格実績:合格者数・合格率】は?
合格実績を知るためには、合格者数が気になところ。しかしながら、クレアールは合格者数を明示していません。
HPに合格した方々のインタビューが顔写真付きで出ていますので、実績があることは間違いないのですが、合格者数が分からないのは残念ですね。
公認会計士の合格者数が多い資格学校は?
資格学校名 |
合格者数(単位:名)
|
合格者占有率(単位:%) |
資格の大原
|
486名
|
37.2%
|
TAC
|
357名
|
27.4%
|
東京CPA会計学院
|
223名
|
17.1%
|
LEC東京リーガルマインド
|
不明
|
– |
クレアール
|
不明 | – |
※2018年の試験結果
公認会計士試験で合格者の数はTACと大原が2強です。
そのため、「合格者が多いところが安心!」という方は、TACや大原という超大手にするのが良いかもしれません。(ただしお値段はクレアールよりずっと高くなります。)
>>資格の学校TAC公式ページはこちら
>>資格の大原公式ページはこちら
ただし、合格者数が多い学校は、受講者数も圧倒的に多いので、正直なところ「合格率」がどうなのかは疑問です。
公認会計士の合格率が高い資格学校は?
資格学校名 | 合格率(単位:%) |
TAC | 54.4% |
東京CPA会計学院 | 42.4% |
資格の大原 | 不明 |
LEC東京リーガルマインド | 不明 |
クレアール | 不明 |
※2018年の試験結果
公認会計士試験の合格率が一番高いのは、大手予備校のTACです。
合格率が高いと信頼できそうですが、講座の特徴や金額が気になりますよね。
そこで「クレアール」と「TAC」のスタンダードなコースを、簡単に比較してみました!
資格学校名 | 講座やテキスト内容 | 費用 |
クレアール | 効率性重視 | 441,000円 ※11月限定価格 |
TAC | 網羅性重視 | 785,000円 |
このように講座の特徴や費用が大きく異なるので、
「少ない費用で、合格に必要な部分を効率よく学びたい。」という場合にはクレアール 、「金額が高くても、出題範囲を網羅した講義を受けたい。」という場合にはTACを選ぶと良いかもしれません。
ただTACの通信講座の場合、「講座動画の画質などの、クオリティが良くない。」といった口コミもあります。
費用も通学と変わらないので、損に感じてしまいますね。
その点クレアールの通信講座は、「画質が良くて見やすい」「音が聞き取りやすい」と評判が良く、費用も最小限に抑えられます。
クレアール講座が向いている人
- 質問サポートが充実している講座を望む人
- テキストと動画の両方で学びたい人
- 大手予備校より安く勉強したい人