資格名 診療報酬請求事務能力認定試験 (民間資格)
今回は、医療事務系の資格の一つである、診療報酬請求事務能力認定試験の勉強法や、資格を活かした働き方について、診療報酬請求事務能力認定試験合格者のあつこさんにお話を伺います。
私は医療事務の仕事をしながら、通信教育(ヒューマンアカデミーの「たのまな」)で診療報酬請求事務能力認定試験の勉強をして合格しました。
私の勤めていた病院はそれまで、入院費は出来高方式と言って、行った医療行為に対して医療費を算定していたのですが、包括支払と言って、入院中最も医療費を使う疾病に対し、費用を包括で算定する定額払いも導入することになりました。
このことにより、診療情報の管理の重要性が高まり、会社から診療報酬請求事務能力認定試験の資格取得を勧められました。
診療報酬請求事務能力認定試験は、医療事務試験の中では最難関で、勉強が必要な資格なので悩みましたが、自分のステップアップのためにも、取得することを決めました。
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診療報酬請求事務能力認定試験の内容
現在、医療の高度化とともに診療報酬請求の事務量は増大しており、診療報酬請求事務を正確かつ迅速に行うことのできる人材の必要性が高まっています。
その要請に応えるべく、診療報酬請求事務の能力を高めることを目的に実施されているのが、診療報酬請求事務能力認定試験です。
この試験を受けることで、診療報酬請求事務能力があることを証明できるのはもちろんのこと、実務に直結する試験のため、試験の勉強を通じて、医療事務従事者としての自分の能力を高めることができます。
診療報酬請求事務能力認定試験の合格率・難易度
診療報酬請求事務能力認定試験の合格率
診療報酬請求事務能力認定試験は、医科と歯科に分かれています。
<医科>
受験者数 | 合格率 | |
第41回 | 8,130人 | 32.1% |
第42回 | 5,529人 | 33.4% |
第43回 | 8,038人 | 38.7% |
直近3回平均 | 7,232人 | 34.7% |
<歯科>
受験者数 | 合格率 | |
第41回 | 143人 | 35.7% |
第42回 | 66人 | 34.8% |
第43回 | 143人 | 34.3% |
直近3回平均 | 117人 | 34.9% |
診療報酬請求事務能力認定試験の難易度
合格率の直近3回平均が約35パーセントと、医療系の事務関係の試験では、難しい試験になります。
ただし、実務に直結する試験なので、勉強内容がそのまま実務に使える試験で、チャレンジする価値のある試験です。
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診療報酬請求事務能力認定試験の受験資格
誰でも受験可能です。
診療報酬請求事務能力認定試験の内容
医科、歯科に分かれ、それぞれ学科・実技を実施します。
以下の診療報酬請求事務能力認定試験ガイドラインに沿って出題されます。
- 医療保険制度など
- 公費負担医療制度
- 保険医療機関など
- 療養担当規則など
- 診療報酬など
- 薬価基準、材料価格基準
- 診療報酬請求事務
- 医療用語
- 医学の基礎知識
- 薬学の基礎知識
- 医療関係法規
- 介護保険制度
合格基準は公開されていません。
試験日
- 年2回
- 7月、12月の日曜日または祝日
受験手数料
- 7,500円(税込)
診療報酬請求事務能力認定試験の合格者の平均年収は?
高卒で医療事務から始めた私がここまで年収を上げられたのは、診療報酬請求事務能力認定試験に合格したおかげだと思っています。
当サイトにて調べたところ、平均年収は200〜350万円程度です。
働く地域、病院の形態、正社員かパート・派遣か、など様々な要因により異なります。
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診療報酬請求事務能力認定試験の将来性は?
診療情報請求事務能力認定試験の資格は、長く医療事務を続けるなら、持っておいた方が役良い資格だと思います。
私がは、医療事務で5年働いていたのですが、この仕事が面白く、どんどん知識が深まっていったのを感じたので、自分の能力はどの程度通用するのか知りたくて受験しました。
この資格を取ってから、病院では看護師さんやお医者さんから算定について質問を受けるようになり、ますます仕事に責任感とやりがいを感じるようになりました。そういう意味では仕事の幅が広がる資格だと思います。
診療報酬請求事務能力認定試験に合格すると、大きな総合病院などへの就職も目指せます。
私が勉強したヒューマンアカデミーのたのまなでは、就職サポートもしてくれます。
将来性としては、就活の際に資格をもっていなければ受けれない病院もあるので、持っていて損はないと思いますし、病院の需要は無くなりませんので、長く利用出来る資格だと思います。
診療報酬請求事務能力認定試験のおすすめ勉強方法
診療報酬請求事務の資格に関しては、通信教育などで学ぶのが良いと思います。
医療事務の通信講座は多いのに対して、診療報酬事務能力認定試験の講座は少なく、どこが良いかとても迷うと思います。
私が学び、周りの合格者でも利用が多かったのは、「たのまな」です。
ヒューマンアカデミーのたのまなは、9,400名以上の診療報酬請求事務能力認定試験の合格者を輩出しており、合格者の7名に1名が、ヒューマンアカデミーのたのまなの修了生です。
合格者の声がサイトには載っていますが、教材の良いところも悪いところもしっかりと載せているのが、逆に好感を持てました。
とても学びやすく、質問も沢山できるので、一人で勉強をすることに不安を感じる方でも大丈夫です。
終了後にもキャリアサポートがありますので、就職・転職活動の内定率も92.2%以上ととても高いのが特徴です。
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- ヒューマンアカデミー「たのまな」
- フォーサイト
の2社でした。
その他の資格学校も、今後口コミ評判記事を追加していきますが、この2社から選べば間違い無いと感じました。
>>関連記事:フォーサイト【診療報酬請求事務能力認定講座】口コミ評判を合格者・不合格者に聞いてみた。
診療報酬請求事務能力認定試験の受験を悩んでいる人には、こんな資格もおすすめ
- 医療事務管理士
- 医療事務技能審査試験
- 医師事務作業補助技能認定試験
- 診療情報管理士
診療報酬請求事務能力認定試験資格取得後、ステップアップするためには、どのような勉強や行動が必要ですか?
診療報酬請求事務能力認定試験を取得後、実際に病院などで経験を積みます。
それから、ステップアップとしては請求事務にも色々な資格があり、実務経験を積まないと受験資格がもらえない試験もあります。ひとつの試験を受けるのに約20万円くらいの費用を要する資格もあります。
どこまでのステップアップをしたいかにもよりますが、まずはどんな資格でもとれるように実務経験は最低3年~5年はいるでしょう。
あとは、受験できるだけの貯蓄も必要です。自分が受けたい資格の参考書や受験費用などを受けようと思ったときに受けれるよう貯めておくことも必要だと思います。
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おわりに。診療報酬請求事務能力認定試験の資格は、役に立ちますか?
何より自分のスキルアップになります。医療事務の仕事を続けていくなら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
>>たのまなの公式サイトでもっと詳しく診療報酬事務能力認定試験について学ぶ
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