今回は、知名度抜群の資格講座、ユーキャンの宅地建物取引士について、他教材で宅建に合格した方々に、自分が受けた講座と比較しながら分析&口コミしてもらいました!
通信講座といえばユーキャン!
と言うくらい、知名度抜群なのが、ユーキャンですね。
なぜユーキャンが人気か?と口コミも色々と調べましたが、ユーキャンを選んだ方の一番かつ圧倒的な理由は「知名度の高さ」でした。
ユーキャンはテレビCMの数が多いですし、様々なお店で冊子などを置いているのも見かけますし、雑誌にもよく広告が載っていますね。
では、そんなユーキャンの宅建講座は、本当にお勧めできる内容のものなのか??
宅地建物取引士を他社講座で合格した方々に、合格者の目を持って、分析してもらいました。
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分析するのは、通信講座【フォーサイト】【STUDYing(旧通勤講座)】宅建士講座の合格者
口コミ評判の書かれたサイトはいろいろありますが、
- どんな立場の人が口コミをしているのか
というのは、とても重要です。
失礼な言い方にはなりますが、
- 合格者の絶賛記事は宣伝じみているし
- 不合格者の批評が的を射ているかは、少し疑問
ですので、実際に宅建試験に合格した実績がある人に、第三者の目で見てもらうのが一番客観的で参考になるかと思います。
そこで、当サイトの宅建士合格者の中で、評価の高かった、フォーサイトでの合格者さんと、通勤講座での合格者さんにお願いしてみました。


ユーキャン宅地建物取引士(宅建士)【教材(テキスト)】の口コミ評判
ユーキャンの教材は、
- 基礎テキストが3冊
- 過去問で鍛える!実践テキストが3冊
- 民放についての入門ブック「“みんぽう”って何?」
- 過去問題集
によって構成されています。
ユーキャンの基礎テキストは2色刷りで薄さがウリ!


(画像:ユーキャン公式サイトより)
- 宅建合格のために必要なのは確実に7割の問題に正解すること
ということで、ユーキャンは、徹底的に試験問題を分析し、合格に必要なことだけが書かれたテキストとしているそうです。
というか、最近の通信講座は、どこもこの「合格に必要なことだけを学ぶ」というコンセプトで作っているようです。
これは、通学講座の大手のTACやLECなどとは違う部分ですよね。
やはり、通学講座に比べて通信講座を選ぶ人は「時間に制限がある人」が多いです。
ですので、この方針は正解だと思いますね。
ちなみに、フォーサイトはフルカラーで、基礎テキストは4冊です。
紙媒体で配られますが、オンライン上でも全て閲覧可能です。

(画像:フォーサイト公式サイトより)
STUDYing(旧通勤講座)は、フルカラーで、オンライン上で見ます。

(画像:STUDYing(旧通勤講座)公式サイトより)
内容については…3社とも、わかりやすいです!
初学者でも理解しやすいように、噛み砕いて説明しています。
どのテキストを選んでも、問題ないと思いますね。
ユーキャンの過去問題集は詳しい解説やアドバイスつき!
宅建の試験において過去問題の攻略が必要なのは、有名ですね。
なので、宅建の通信講座は各社ともに過去問に力を入れています。
ユーキャンももちろん力を入れており、過去問の中でも出題率の高い問題を厳選しています。
試験後の予想合格ラインの正確性に定評のあるユーキャンですから、分析能力には問題がなく、良問揃いです。
フォーサイトでは、「正確に解く力」と「スピード解答力」を養うために、
- 問題の一つ一つの選択肢に丁寧な解説が付いている
- 各問題に、目安時間が設定されている
という特徴があります。
また、答え合わせがじっくりできるように、左ページに問題、右ページに解答が書いてあるのですが、先に答えを見てしまわないように、目隠しシートが付属しているという、ちょっとした優しさがあります。
過去問題ではないですが、オンライン上(もしくはアプリ)で問題を解くこともできますよ!
には基本問題集と過去問題集がありますが、スマホやタブレットやPCで解きますので、隙間時間でもいつでも取り組めます。
また、科目ごとの進捗や平均点なども一目でわかるようになっています。
さらに、間違った問題だけ後でまとめて出題される機能もあります。
ユーキャン宅地建物取引士(宅建士)【動画】の口コミ評判
ユーキャンには「学びオンラインプラス」というオンラインシステムが存在します。
- 基本テキストの解説動画を見たり
- その範囲のテストを受けたりすることができます
ただ、あまり知られてないことでも分かるように、すごく短いですし、あくまで「解説動画も少しあるよ」程度のものだと考えたほうが良さそうです。
基本は、テキストで勉強する形になります。
ユーキャンを検討中の方は、動画を重要視していないかもしれませんが、隙間時間を活用して勉強するには耳からの情報はマストだと思いますよ。
フォーサイト動画には、コーヒーブレイクなどの余白もありますが、STUDYingは、そういうものもなく、徹底的に必要なものだけです。
動画にも興味がある方は、どちらも実際にサイトで視聴できますので、見てもらって、ご自分の好みで好きな方を選ぶのが良いかと思います。
ユーキャン宅地建物取引士(宅建士)【サポート体制】の口コミ評判
分からないことがあった時に、質問できないと困りますし、一人で長い受験生活を送るのはモチベーションが下がってしまうこともありますので、メンタル面でも、サポートしてくれると助かりますね。
ユーキャンは、通信講座大手として、サポート体制に力を入れていると謳っています。
サポートには、以下の内容があります。
- 添削指導7回(最終回の模擬試験1回を含む)
- 学習計画の作成
- 質問サポート(メール・郵便)
- 法改正の情報提供
- 会報「T-PLAZA」
- 直前期に、スクーリング開催
- 全国統一模擬試験の実施(希望者のみ・有料)
- 試験の解答速報の送付
- 受講開始から試験実施月までの期間が6か月未満の場合、次年度の試験まで添削や質問サービスを継続してサポート
学習計画は、最初にオンラインシステムの「学びオンラインプラス」上で、その人にあった学習計画を立てることができます。
質問サポートは、回数の制限はされていませんが、HP上では「質問は制限をつけさせていただくことがあります」と記載されています。
あまりにも質問が多すぎる場合には制限される可能性があるようです。
フォーサイトでは質問回数5回までで、それを超えると1回500円かかります。ユーキャンは無制限に近いように見えるので、そこはメリットかな?
ちなみに、フォーサイトでの受講生の講座期間を通しての平均質問回数は3回だそうです。
私は質問したいと思ったことがなかったので、今調べて「質問システムがない」ことに気がつきましたがw
初学者や、勉強に自信のない方にとっては心の支えになる気がします。
ユーキャン宅地建物取引士(宅建士)【費用】の口コミ評判
ユーキャンのホームページでは「通学講座に比べてすごく安い!」と謳っております。
が、教室維持費や講師の人件費のかかる通学講座と比べるのはナンセンスですよね…
通信講座なら、通信講座同士で比べましょう!
ユーキャンの受講料
ちなみに、ユーキャンの宅地建物取引士(宅建士)講座は1コースのみ。
- 基礎テキストが3冊
- 過去問で鍛える!実践テキストが3冊
- 民放についての入門ブック「“みんぽう”って何?」
- 過去問題集
に、添削7回(模擬試験1回含む)、会報を含めて63,000円です。
教育給付訓練給付制度の指定講座にもなっていますので、制度を利用すればよりお安く利用可能です。
フォーサイトの受講料
フォーサイトで同じようなコースだと
- 基礎講座+過去問講座のバリューセット1で41,200円〜55,200円
です。CDコース、DVDコース、両方のコースで、若干お値段が違います。
ユーキャンと比べると、1万円以上安いですね。
ただ、このコースは教育給付訓練給付制度の指定講座にはなっていません。
バリューセット2(直前対策までついたコース)のDVDコース56,900円、CD+DVDコース65,600円は、教育訓練給付制度の対象講座です。
それから、特許を取得しているオンライン上のe-ラーニングシステムも見逃せないですね。
その辺りを考慮すると、ユーキャンよりかなり割安だと思います。
フォーサイトの宅建講座については、当サイト内の口コミでもしっかり説明していますので、興味があれば確認してみてくださいね。
>>フォーサイト【宅地建物取引士】口コミ評判を合格者・不合格者に聞きました。
STUDYingの受講料
STUDYingはオンライン上の動画がメイン教材ですので、少し分かりにくいですが
- 短期合格セミナー1回
- 基本講座(ビデオ・音声)38講座、合計28時間
- WEBテキスト(各基本講座にWEBテキストがつきます)
- 通勤問題集42回
- セレクト過去問集38回
の1コースで19,800円です。
STUDYingは最近口コミで急激に受講者数を伸ばしている講座なので、まだあまり聞いたことがない方が多いかと思いますが、費用対効果は抜群です。
最近、受講生が2万人を突破したそうです。
忙しい社会人がいつでもどこでも勉強をできるような工夫が満載の講座です。
公式サイトですぐに無料講座と無料セミナーを試すことができますので、この機会に候補の一つとしてもらえたらと思います。
ユーキャン宅地建物取引士(宅建士)の合格率は高いのか?
2017年の宅建の合格率は全国平均が15.6%ですが、フォーサイトは、合格率が全国平均の4.25倍の66.27%となっています。
合格者数は556人です。
ちなみにユーキャンは、2016年の合格者数が1,534名となっています。
合格者数だけでいうと、ユーキャンはフォーサイトの約3倍。
ですが、受講者数は3倍ではおさまらないのではないかと思います…
知名度が圧倒的に違いますからね。
とはいえ、宅建の合格者は毎年3万人程度ですので、合格者のうちの5%程度がユーキャンの生徒ということになります。
合格率がどうなのかは怪しいところですが、1500名もの合格者を輩出しているということは、ユーキャンの教材は一定の評価ができるものだと考えられますね。
結論!ユーキャンは万人向けの良い講座だが、ややお高い。
トータルで考えて、ユーキャンの宅地建物取引士講座はどうでしょうか?
今日、しっかり分析してみるまでは、「広告にばかりお金をかけている、中身のない講座」というイメージを勝手に持っていたのですが、そのイメージは覆りました。
ただ、特に「ここが良い!!」というイメージは無いんですよね…万人向けの講座であるために、特徴が無い、という印象でしょうか。
ただ、質問が無制限に近いようなので、初学者で、「とにかく何回も質問したい!」という方には良いのかもしれません。
講義動画が無いことを考えると、高いかなぁとは思いますけどね。
ですが、しっかりと講座の全てを活用すれば、モトがとれるのかな?という印象もありますね。
動画は必要なくて、勉強は家がメイン!隙間時間でなくて、きっちり勉強時間確保できるよ!という方ならオススメできる内容かと思います。
通勤中や、家事をしている時などの時間も使って、「ながら勉強」で効率良く勉強したい方は、フォーサイトやSTUDYingの動画や音声を利用したほうが良いと思いますけどね。
ユーキャンの宅地建物取引士(宅建士)が向いているのはこんな人!
- 大手が安心!信頼できる!有名どころが好き!
- 家できっちり勉強時間を確保できるから、隙間時間の活用はあまり気にしない
- 質問を沢山したい
- 動画はなくて良い
- 通学講座より安いので、多少の出費は気にならない
フォーサイトの宅建講座は2018年のオリコン顧客満足度調査でナンバーワンになっている講座ですし、当サイトでも一番人気です。
ユーキャンとも見比べてみて、ご自分に合う講座を選んでくださいね。